60代・70代から始める終活ガイド|おひとりさま向け 仏教本来の準備【茨木市】
2025/12/01
60代・70代から始める終活ガイド|おひとりさま向け 仏教本来の準備
「終活って、まだ自分には早いかな…」
「気にはなっているけど、何から手をつけていいか分からない」
60代・70代になると、こんな思いがふっと胸をよぎる方が増えてきます。
特に、お子さんがいない方・遠方に住んでいる方・おひとり暮らしの方にとっては、
・もしものとき、誰が動いてくれるのか
・葬儀やお墓のことを、今のうちにどこまで決めておくべきか
といった不安が、どこか頭の片すみにあるのではないでしょうか。
このブログでは、
・なぜ終活は「60代・70代から」がちょうどいいのか
・仏教本来の考え方から見た終活の意味
・60代・70代・おひとりさまが整えておきたいポイント
・茨木市で僧侶主体の「完結葬」を選ぶメリット
を、茨木市を拠点に葬儀・供養のお手伝いをしている立場から、やさしくお伝えします。
1. なぜ「終活は60代・70代から」がちょうどいいのか
終活は何歳から始めなければいけない、という決まりはありません。
しかし、現実的に考えると60代・70代から始めるのは、とてもバランスが良いタイミングです。
60代・70代で始めるメリット
・仕事や子育てがひと段落し、自分の人生を冷静に振り返りやすい
・判断力・体力があるうちに、自分の意志で決めて書き残せる
・親御さんや、近しい方を見送った経験があり、
「自分のときはこうしておきたい」という具体的なイメージが湧きやすい
・病気や介護でバタバタする前に、心に余裕を持って準備できる
80代・90代になってから一気に整えることも不可能ではありませんが、
体調の波も大きくなり、「今はしんどいから、また今度…」の繰り返しになってしまいがちです。
無理なく・落ち着いて考えられる「ギリギリ余裕のある時期」
それが、60代・70代の今なのです。
2. 終活は「死ぬ準備」ではなく「これからを整えること」
「終活」と聞くと、「死ぬ準備」というイメージが強く、
どうしても暗い気持ちになってしまう方もいます。
しかし、仏教本来の教えから見ると、終活は決して暗いものではありません。
仏教では、
・すべては移り変わるという「無常」
・さまざまなご縁のつながりで今の命があるという「縁起」
・生と死は切り離されたものではなく一続きだという「生死一如」
といった考え方を大切にします。
これらをふまえると、終活とは、
「いつか必ず訪れる『最期』を見つめながら、
残された日々をどう感謝して生きるかを整えること」
と言い換えることができます。
これからどんな暮らし方をしたいか、
どこで・誰と・どんな風に過ごしたいか、
最期はどのように送ってもらいたいか。
こうしたことを考え、少しずつ形にしていく作業こそが、
仏教本来の終活なのです。
3. 60代・70代の終活で整えておきたい4つのこと
では実際に、何から手をつければよいのでしょうか。
ここでは、60代・70代の終活で整えておきたいことを、4つの項目にまとめてみます。
① 今後の暮らしとお金のイメージ
・年金・預貯金・退職金などのざっくりした把握
・「もし施設に入るなら」「在宅で介護を受けるなら」どれくらい必要か
・葬儀費用・供養費用にどの程度の予算を考えておくか
細かい数字をきれいに揃えなくても構いません。
ぼんやりした不安を、少し具体的な数字で言葉にするだけでも心が軽くなります。
② 医療・介護についての希望
・延命治療をどこまで望むか
・自宅での療養を希望するか、施設での生活を考えるか
・何かあったとき、まず誰に相談してほしいか
今の気持ちを「エンディングノート」などにメモしておくことで、
ご自身も、ご家族や周りの方も、判断の目安が持てるようになります。
③ 葬儀・供養の方針
・どのような雰囲気の葬儀を望むか(家族葬・直葬・完結葬など)
・菩提寺があるか、これから仏縁を持ちたいお寺があるか
・お墓を持つのか、合祀墓・永代供養にするのか
ここで大事なのは、「費用の安さだけ」で決めないこと。
もちろん予算は大切です。
しかし、仏教本来の供養からかけ離れてしまうと、
・「こんなはずじゃなかった」
・「これで本当に良かったのだろうか」
と、残された方が後悔を抱えてしまうこともあります。
④ 人間関係とメッセージ
・連絡先をまとめておきたい人
・感謝を伝えたい人
・中途半端なままの関係を整理したい人
「もしものときに、まずここへ連絡してほしい」という人を決めておくだけでも、
終活は一歩前進します。
また、家族や友人へのメッセージを少しずつ書き残しておくことは、
残された方にとって何よりの宝物になります。
4. おひとりさまが特に意識したい終活のポイント
おひとりさまの場合、60代・70代の終活では次の点を少し意識してみると安心です。
誰に「窓口」になってもらうかを決める
・信頼できる友人
・仕事や活動で長く付き合いのある方
・専門家(弁護士・司法書士など)
・日頃から相談できる僧侶・お寺
など、「この人に連絡してほしい」「この人なら安心して任せられる」という人・機関を、
1人〜数人イメージしておきましょう。
エンディングノートやメモに、
・氏名
・連絡先
・どこまでお願いしたいか
を書いておくと、もしもの時にスムーズです。
死後の事務的なことをどうするか
・賃貸の解約
・公共料金やサブスクの停止
・荷物や家財の片付け
・各種届け出
など、亡くなった後の事務的な手続きは、想像以上に多くあります。
最近では、死後事務委任契約や、成年後見制度などを利用して、
こうした手続きの窓口をあらかじめ決めておく方も増えています。
「専門家まではまだ…」という方は、
まずは葬儀や供養を依頼したい相手(僧侶・寺院・完結葬の窓口)を決めておくだけでも十分な一歩です。
5. 終活の中心になる「エンディングノート」の活用
終活の具体的な道具として、やはり便利なのがエンディングノートです。
難しく考えず、ノート1冊から始めて構いません。
特に60代・70代・おひとりさまの方には、次の3つを書いておくことをおすすめしています。
1.基本情報と連絡先
・氏名・生年月日・住所
・葬儀や手続きで連絡してほしい人
2.医療・介護に関する希望
・延命治療についての考え
・どこで過ごしたいか(自宅/施設など)、
・相談してほしい医師・ケアマネージャーがいればその名前
3.葬儀・供養の希望とメッセージ
・僧侶による読経をお願いしたいかどうか
・合祀や永代供養の希望
・感謝の気持ちや、伝えたい一言
書きながら考えが変わるのは当然のことです。
何度書き直しても良いノートだと思って、気軽にペンを動かしてみてください。
6. 茨木市で「僧侶主体の完結葬」を選ぶメリット
茨木市・北摂エリアでも、
「できるだけ負担を抑えたいが、仏教本来の供養もしっかりしてほしい」という声が増えています。
みんな完結葬がご案内しているのは、
僧侶が主体となって火葬式〜法要〜合祀までを一貫してお任せいただける完結葬です。
僧侶主体の完結葬のポイント
・営業主体ではなく、仏教の教えを大切にする僧侶が窓口になる
・火葬だけで終わらず、初七日・四十九日・一周忌など、
必要な法要の流れを最初から見通して決められる
・お墓を持たない方には、合祀墓・永代供養という現実的な選択肢がある
・「いくらかかるのか」「どこまでお願いできるのか」が、事前に分かりやすい
特におひとりさまの終活では、
「最期をお願いできる“仏さまの窓口”が決まっている」
というのは、大きな安心材料になります。
「何かあれば、あそこに連絡してもらえばいい」
そう思える場所が一つあるだけで、
心の荷物はぐっと軽くなるはずです。
7. 今日からできる小さな一歩
最後に、「今から何をすればいい?」という方へ、
今日からできる小さな一歩を3つご紹介します。
1.今の不安を3つだけ書き出す
・お金のこと、葬儀のこと、住まいのこと…何でも構いません。
2.もしものときに連絡してほしい人を1人書いてみる
・友人・知人・身内・専門家・僧侶など、思い浮かぶ人で大丈夫です。
3.終活や葬儀について、誰かに一度だけ相談してみる
・電話でも、メールでも、対面でも。
・「まだ決めるつもりはないけれど、話だけ聞いてみたい」で十分です。
まとめ:60代・70代は、終活を「始めるのにちょうどいい」タイミング
60代・70代からの終活は、決して遅すぎることはありません。むしろ、
・これまでの人生を振り返り
・これからの時間をどう過ごすかを考え
・最期のかたちを、仏教本来の供養に沿って整える
ための、ちょうど良いスタートラインです。
茨木市・北摂・関西エリアで、
・終活をそろそろ考えたい
・おひとりさまの葬儀や合祀が不安
・僧侶主体の完結葬について詳しく知りたい
という方は、どうぞ一度「みんな完結葬」へご相談ください。
まだ何も決まっていなくても大丈夫です。
僧侶の立場から、仏教本来の終活をご一緒に整理してまいります。
お問い合わせ・ご相談先
みんな完結葬(一般社団法人仏教普及会 北大阪支部)
電話:090-4271-9677
受付時間:24時間365日対応
所在地:〒569-0814 大阪府高槻市富田町5-18-8
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