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【おひとり様の終活】家族に負担をかけない「供養」の考え方と安心の未来

【おひとり様の終活】家族に負担をかけない「供養」の考え方と安心の未来

2025/06/02

「もしもの時、家族に迷惑をかけたくない」「自分らしい供養をしたいけれど、何から始めればいいのか…」

60代を迎え、おひとり様としてこれからの人生を考える中で、葬儀や供養について漠然とした不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

供養とは、故人を想い、感謝し、そして残された私たちが心の平穏を得るための大切な営みです。

その形は時代とともに多様化し、ご自身の意思を反映させることが可能になっています。

今回は、供養の本当の意味から、葬儀後の大切な節目、そして「家族に負担をかけたくない」と願うおひとり様が、安心して未来を迎えるための供養の考え方についてご紹介します。

 

供養の核心:日々の「善行」が最高の供養

供養(くよう)は、もともと仏様や菩薩様への尊敬の気持ちを表す言葉でした 。

それが日本に伝わり、故人の冥福を祈り、ご先祖様に感謝する行為へと意味が広がっていきました 。   

供養には、故人の冥福を祈ることと、遺族が悲しみを乗り越え、心の平穏を得るという二つの大切な目的があります 。   

仏教には様々な供養の形がありますが、その中で最も重要とされているのが「行供養(ぎょうくよう)」です 。

行供養とは、僧侶が行うような厳しい修行だけを指すのではありません。

日々の生活の中で、仏様の教えを守り、世のため人のために善行を積むこと、つまり「善い行い」を心がけて生きることです 。   

「みんなで仲良く生きることを心掛ける。

それが、いつも見守ってくれているご先祖を安心させる一番の供養となる」という教えもあります 。   

つまり、最も大切な供養は、特定の儀式だけでなく、生きている私たちが仏の教えを実践し、善行を積むという、より本質的な意味合いを持っているのです 。   

 

供養には他にも、お花やお線香などを供える「利供養(りくよう)」 、お墓参りや仏壇に手を合わせる「敬供養(けいくよう)」 があります。   

 

葬儀後の流れ:故人を偲び、心を整える大切な節目

葬儀後の供養の多くは「追善供養(ついぜんくよう)」と呼ばれます 。

これは、生きている人が善行を積むことで得られる功徳を、亡くなった故人に回し向け、故人があの世で良い報いを受けられるように助けるという仏教の考え方です 。

  

主な供養の節目は以下の通りです。

・中陰・忌日法要(49日間): 故人が亡くなってから49日間を「中陰」と呼び、故人の魂が現世と来世の間をさまよう期間とされます 。

この期間中、故人は7日ごとに裁きを受けると信じられており、遺族は7日ごとに「忌日法要」を行い、故人により良い裁きが下るよう後押しします 。   


 ・初七日(しょなぬか)法要: 故人が亡くなって7日目に行われる最初の法要です。

  近年では、葬儀と同日に「繰り上げ初七日」として行われることも増えています 。

  
 ・四十九日(しじゅうくにち)法要: 故人が亡くなって49日目に行われる最も重要な法要で、「満中陰(まんちゅういん)」とも呼ばれます 。

  この日をもって「忌明け」となり、喪中期間が一区切りします 。

  多くの場合、このタイミングで納骨が行われます 。   
 

・百箇日(ひゃっかにち)法要: 故人が亡くなってから100日目に行われる法要で、「卒哭忌(そつこくき)」とも称されます 。

 遺族が深い悲しみから少しずつ日常を取り戻し、泣くことに区切りをつける目安とされます 。   

 

・初盆・新盆(はつぼん・にいぼん): 四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆です 。

 故人の霊が初めて自宅に戻る時期とされ、通常のお盆よりも丁寧に供養を営むのが一般的です 。

  
・年忌法要(ねんきほうよう): 故人が亡くなった命日から特定の年数ごとに行われる法要の総称です 。   
 ・一周忌(いっしゅうき): 故人が亡くなって満1年目の命日に行われる、年忌法要の中でも最も大切な法要です 。   


 ・三回忌(さんかいき): 故人が亡くなって満2年目の命日(数えで3年目)に行われる法要です 。

  一周忌と同様に重要な節目とされます 。   
 ・弔い上げ(とむらいあげ): 三十三回忌(満32年)で「弔い上げ」となり、それ以降の個別の法要は行われないことが多いです 。

  故人が完全に先祖の仲間入りをしたと考える節目となります 。   

 

これらの法要では、僧侶による読経 、焼香 、お供え物(五供:香、華、灯明、浄水、飲食) 、法話 、会食(お斎) などが行われます。

 

  あなたらしい供養のかたち:大切なのは「想う心」

供養を行う上で最も大切なことは、形式や儀式に囚われることよりも、故人の冥福を真心込めて祈る気持ち、そしてご先祖様や仏様に日頃の感謝を伝える心です 。

供養は「何をしたか」ではなく、「どんな気持ちで向き合ったか」が重要であり、形よりも心が先にあるという仏教の視点が息づいています 。

 

「家族に負担をかけたくない」と考えるおひとり様にとって、現代の供養の多様性は、ご自身の意思を反映させる大きなチャンスです。

 

近年では、人々のライフスタイルの変化に伴い、供養の形も多様化しています。

例えば、遺骨の一部を自宅で供養する「手元供養」 や、遺骨を複数に分ける「分骨」 などが広がりを見せています。

これらの行為に対して「縁起が悪い」「故人が成仏できない」といった誤解を持つ人もいますが、仏教の教えにおいて分骨や手元供養が罰当たりな行為であるという考え方はありません 。

むしろ、お釈迦様の遺骨も弟子たちに分骨されたという逸話もあり、故人への深い愛情の証と捉える宗派もあります 。

 

大切なのは、「この人を想い続けたい」という心が確かにある限り、故人の好きだった音楽を静かに流したり、一人ひとりが思い出を語り合ったりすることも供養となり得るという考え方です 。

供養とは、「生きている私たちが、どう生きていくのかを問い直す時間」でもあるのです 。

 

未来への安心を、今。

ご自身の葬儀や供養について、事前に意思を明確にし、準備を進める「終活」は、「家族に負担をかけたくない」という願いを叶えるための最も確実な方法です。

どのような供養を望むのか、誰に、どのように伝えておきたいのか、費用はどのくらいかかるのか。

こうしたことを事前に整理しておくことで、残されたご家族は迷うことなく、あなたの意思を尊重した供養を行うことができます。

そして何より、あなた自身が「これで安心」という心の平穏を得ることができます。

どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。

あなたの想いに寄り添い、最適なプランをご提案します。

 

一般社団法人仏教普及会北大阪支部

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