親が元気なうちに子どもができる葬儀準備5ステップ【茨木市・北摂】|仏教本来の終活を僧侶主体で整える
2025/12/12
親が元気なうちに子どもができる葬儀準備5ステップ【茨木市・北摂】|仏教本来の終活を僧侶主体で整える
「親が元気なうちに、葬儀のことを話していいのかな…」
「縁起でもないと言われそうで、切り出せない…」
茨木市や北摂エリアでも、40〜50代の“子ども世代”から、こうしたご相談が増えています。
ですが結論から言うと、親が元気なうちにこそ、葬儀準備はやっておく価値があります。
なぜなら、いざという時は突然で、心も時間も余裕がないまま、
・病院や施設からの連絡
・親族への連絡
・葬儀社選び、火葬場の手配
・費用、宗派、供養の方針決め
を、短期間で決めなければならないからです。
このブログでは、子ども世代が“親のために”できる葬儀準備を、5つのステップで分かりやすく整理します。
ポイントは「費用だけで決めないこと」。そして、仏教本来の供養を大切にしながら、僧侶主体で筋道を立てることです。
ステップ1:親の価値観を知る(まずは“希望”を聞く)
最初にやるべきは、葬儀の形式を決めることではありません。
親が何を大切にしているかを知ることです。
たとえば、こんな聞き方なら角が立ちにくいです。
・「最近、友達のお葬式どう思った?」
・「うちは家族だけで静かに…って感じが合ってる?」
・「お墓のことって、どう考えてる?」
ここで確認したいのは、次の3点です。
・宗派や菩提寺があるか
・お別れの形(家族葬・火葬式・完結葬など)の希望
・お墓を守る前提か、合祀・永代供養もありか
親の口から言葉が出た時点で、終活は半分進んだようなものです。
ステップ2:連絡網を整える(“誰に知らせるか”を決める)
いざという時に混乱しやすいのが「連絡」です。
子ども世代が準備できることは、意外とシンプルです。
・親族(兄弟姉妹・叔父叔母など)の連絡先
・親の友人(呼びたい人がいる場合)
・施設・主治医・ケアマネなど関係者
・鍵や重要書類の場所(家の中のどこか)
特に茨木市・北摂だと、親戚が遠方に住んでいるケースも多いので、
「誰に、どこまで知らせるか」を事前に決めるだけで負担が激減します。
ステップ3:費用の“全体像”を知る(安さだけで決めない)
葬儀準備で必ず出てくるのが「費用」です。
ただし、ここで大事なのは “安い=正解”ではない ということ。
よくある落とし穴は、
・最低限の火葬だけで進めた結果、親族の気持ちが追いつかない
・読経や供養がなく、後から「これで良かったのか」と後悔が残る
・追加費用が積み上がり、結局高くつく
というパターンです。
仏教本来の視点で言えば、葬儀は「形」だけでなく、
手を合わせ、言葉を届け、縁を結び直す時間でもあります。
だからこそ、子ども世代は、
・どこを簡素にして
・どこは丁寧に残すのか(読経・法要・納骨など)
を、親の価値観と合わせて“全体設計”するのがコツです。
ステップ4:供養と納骨の方針を決める(合祀・永代供養も選択肢)
葬儀は当日だけで終わりません。
大事なのは、その後の供養です。
・初七日・四十九日をどうするか
・一周忌・三回忌をどこまで行うか
・お墓に入るのか、合祀・永代供養にするのか
子ども世代が一番悩むのは、実はここです。
「お墓を継ぐ人がいない」
「遠方でお参りが難しい」
「子ども(孫)に負担を残したくない」
こうした事情がある場合、茨木市周辺でも 合祀墓・永代供養 を選ぶ方が増えています。
仏教本来の供養は、お墓が大きいか小さいかではなく、どう手を合わせ、どう弔うかにあります。
“将来の現実”も含めて、ここは親と一緒に決めておくのが、いちばん優しい準備です。
ステップ5:相談窓口を決めておく(僧侶主体で迷いを減らす)
最後のステップはこれです。
「どこに相談すればいいか」を決めておく。
ここが決まると、いざという時の子ども世代の負担が大きく下がります。
特に、
・宗派のことが分からない
・供養や法要の流れが不安
・お墓・合祀・永代供養まで含めて整えたい
という方には、僧侶主体で相談できる窓口が向いています。
「みんな完結葬」では、葬儀当日だけでなく、
・葬儀の方針整理
・仏教本来の供養(読経・法要)の設計
・合祀・永代供養までの流れ
・おひとりさま・身寄りが少ない場合の備え
を、僧侶主体で一緒に整えていくことができます。
親に切り出すコツ(子ども世代向けミニ台本)
「どう話せばいいか分からない…」という方へ、使いやすい言い回しを置いておきます。
・「もしもの時、私が慌てたくないから“希望だけ”教えて」
・「お金の話じゃなくて、どう送ってほしいかだけ知りたい」
・「直葬とか家族葬とか色々あるみたい。どれがいい?」
・「お墓のことって、今のうちに考えたほうが楽だよね」
“正解を決める話”ではなく、希望を共有する話として切り出すと、揉めにくいです。
まとめ:親が元気なうちの葬儀準備は「親のため」であり「家族のため」
葬儀準備は、決して縁起の悪い話ではありません。
むしろ、仏教本来の終活としては、
・親の価値観を尊重し
・家族の負担を減らし
・供養の道筋を整える
という、とても前向きな準備です。
茨木市・北摂エリアで、親の終活や葬儀準備に悩んでいる方は、
「まだ決めないけど、話だけ聞きたい」で大丈夫です。
次の一歩として、まずは「親の希望を整理する」ところから始めましょう。
お問い合わせ・ご相談先
みんな完結葬(一般社団法人仏教普及会 北大阪支部)
電話:090-4271-9677
受付時間:24時間365日対応
所在地:〒569-0814 大阪府高槻市富田町5-18-8
Webからのお問い合わせ:
お問い合わせフォームはこちら
----------------------------------------------------------------------
みんな完結葬
大阪府高槻市富田町5-18-8
電話番号(直通) : 090-4271-9677
終活とは何か、葬儀・供養・生前整理・お墓・永代供養の選び方や費用の目安まで、大阪・関西での終活準備に役立つ情報をまとめたコラムです。
----------------------------------------------------------------------


